【安田記念 G1】
先週の日本ダービーの結果は、勝ち馬のワグネリアンを軽視してしまい、惨敗でした。
反省というか、言い訳なのですが、そもそも8枠の馬は全て切り捨ててしまったため、ワグネリアン全く見てなかったんですよね。
それにしても福永騎手、夢だったダービージョッキーになれて本当に良かったです。
ダービーは好騎乗でしたね。正直今までのワグネリアンのポジション(後ろからの競馬)だったら、多分勝てなかったと思ってます。
そして余談ではありますが、知人が3連単当ててて驚きました。おめでとう!さすがですw
さて今週の安田記念ですが、G1馬6頭含む(海外G1含む)16頭が出走します。
昨年は馬連¥10,480、3連単は¥283,000という高配当が出ております。正直、紛れが少ない東京芝1600mですが、今年は堅く収まるのか、荒れる決着となるのか非常に楽しみです。
3日10:00時点での人気を見てみると、1番人気は、スワーヴリチャード。2番人気がサングレーザー、3番人気はペルシアンナイト、4番人気のリアルスティールまでが一桁オッズとなっております。
※出典:©netkeiba.com
1番人気のスワーヴリチャードが頭一つ抜けている印象です。成績も安定してますし、今年の2走が強い競馬だったこともあり、人気に拍車をかけている気がします。
正直、対抗探しといったそんな状況です。
過去の勝ち馬の人気は?
1番人気や3番人気以内馬などの成績は、良くも悪くもないといったところでしょうか。
目立ったところはなく、むしろ人気薄が絡んで荒れているイメージの方が色濃く出ている気がします。
過去の安田記念の1番人気の勝率は4割で、連対率は5割といったところ。対して、7~9番人気の勝率は13.3%、連対率は16.7%と決して低い確率でもなく、狙い目としてはこのあたりをヒモとするか、軸としても面白いと思います。
コース
安田記念のコースは、東京 1600mのCコース(日本ダービーと同じ)使用です。
ここ4週ずっと東京コースだったため、もうコースの説明は必要ないと思いますが、一貫して言えるのが、スピードと瞬発力、そして長くいい脚が使えることが勝つための条件といえます。
東京1600mは、他の1600mのコースと比べ、トリッキーなコースではないため、適正の距離が~1600mの馬だと、ゴール前で脚が止まる可能性もあります。
よく言われることですが、東京1600mでは、適正距離が~2000mの馬の方が対応できるといわれています。
マイル以上での勝ち鞍のない、レッドファルクスやウエスタンエクスプレスには2着はあっても、1着は厳しいと思います。
脚質
イメージとしては、外からの差し追い込みが多いと思われますが、東京1600mでは、割と4コーナーで前に位置していた馬が残ります。
先週の日本ダービーのように、なかなか後ろにいた馬が前を捉えられないというケースが、今回の安田記念でも同じことが言えると思います。
追い込みタイプの馬は、先週の福永騎手のように、前目で競馬をさせる戦法に切り替えるか、4角手前から相当長い距離をスパートさせないと、勝つことは難しくなるといえるでしょう。
そうはいっても、前半のペース次第では、前にいる馬がつぶれることも考えられますが、今回のメンバーから推測すると、前に行きそうなウインガニオンが大外にいますし、それを競る馬もいそうにないので、そこまでペースは上がることもなさそうです。
そう考えると、先行勢が有利なのではないかと思います。
また、ペースが上がらないことを踏まえると、瞬発力勝負、上がりの速い馬の決着となりそうです。
前走成績
正直どの路線からでも勝ち馬が出ている感じです。
オークスでの桜花賞組みとか、ダービーでの皐月賞組みのように、特定の傾向があるわけではありません。
また、その前走での人気や成績においても、特定の傾向があるわけではないので、少しいい加減なようにも聞こえますが、どの馬でもチャンスはあるといえます。
馬番別成績
東京芝1600mでは、内も外も有利不利の影響はないのですが、安田記念に限ってみてみると、割と内側の枠が好成績なのが特徴です。
前走での上がり3F順位が、3位以内かつ馬番1~6番という馬に限れば、トータル【4-3-4-10】で複勝率は52.4%もあります。
サトノアレスやペルシアンナイトがこれに当てはまりそうです。
馬齢別成績
基本的には6歳馬が強いレースです。
しかし7歳以上になると【0-3-1-32】で連対率8.3%、複勝率11.1%と信頼度は一気に落ちてしまいます。
7歳のレッドファルクスの取捨が難しくなりそうです。
種牡馬成績
東京1600mといえば、ディープインパクト産駒やクロフネ産駒が好成績です。
該当馬は、サトノアレス、アエロリット、リアルスティール、サングレーザー。
まとめ
- 人気にこだわることもなさそう
- 7~9番人気馬は狙い目
- 1600m以上での勝ち実績のない馬は厳しい
- 先行勢が有利
- 上がりの速い瞬発力勝負になりそう
- 内枠の成績が良い
- 7歳以上馬は連対が厳しい
- ディープ、クロフネ産駒に注目
上記条件からほぼ該当する馬は、サトノアレス、アエロリットが当てはまります。
悩んだ末の結論は、
《結論》
◎スワーヴリチャード
〇アエロリット
▲サトノアレス
△リアルスティール
△キャンベルジュニア
本命は、スワーヴリチャード。
今年に入って2戦消化しましたが、いずれも強い内容でした。
前走の大阪杯からは十分な間隔を明けており、万全の体制で臨めそうです。正直なところ、安田記念よりは宝塚記念では?とも思いましたが、おそらくは東京コースが最も得意とするコースだからと判断したためではないでしょうか。
前でも後ろでも競馬ができ、場合によっては自らペースを作っても対応できそうな、そんな万能な馬な気がします。
今のスワーヴリチャードなら、どのレースでも対応できそうに思えます。データ上では浮上してきませんでしたが、不安要素が見つけられないくらい充実しているのも事実です。
対抗にはアエロリット。
昨年のNHKマイルカップ勝ち馬で、東京コースでの実績十分です。
といいつつ、前走のヴィクトリアマイルではコンマ1秒の差とは言え、ジュールポレールの4着となってしまいました。
展開的には不向きではなかったものの、直線で前が狭くなって、なかなか抜け出せないでいての4着です。
巻き返すチャンスは十分にあります。
3番手評価にはサトノアレス。
再三データ検証で上がってた馬。
近走の状態といい、枠順といい、舞台はそろったといっっても良いでしょう。
人気のないところでは、この馬が1番怖い存在ではないでしょうか。
4番手評価はリアルスティール。
一昨年のドバイターフの勝ち馬。
海外G1馬でありながら、国内G1に手が届かない素質馬です。おそらく国内G1を獲れるチャンスはここしかないでしょう。
東京コースは本当に相性が良く、昨年の天皇賞(秋)は不良馬場に泣きましたが、毎日王冠では昨年の安田記念馬サトノアラジンを制しております。
力はあれど、ドバイの疲れが気になるところではあります(一昨年はドバイ後で11着)。
最後は、キャンベルジュニア。
今年に入って、いい意味で人気を裏切ってきています。
個人的に、今年ブレイクすると思われる石橋脩騎手が騎乗します。
今年はそう語ってきていながら、先週のダービーで3着したコズミックフォースを推せてませんでした(反省)。
そういったことからではありませんが、瞬発力勝負でも引けを取らないこの馬を穴馬と推奨します。
他のメンバーの評価ですが、まずはペルシアンナイト。
切れる脚はありますが、どうも東京コースと相性が良いとは思えず、切り捨てます。
モズアスコットは、実は怖い存在。昨日の成尾記念でも、デムルメ馬券(M.デムーロとC.ルメールできまる馬券)で決まったように、なんだかんだ顔を出してきます。
人気のないルメールの馬は警戒が必要です。
リスグラシューは予想内にも入れたかったのですが、ヴィクトリアマイルでの激走の疲れが心配で外しました。ただし、東京新聞杯でのパフォーマンスがかなり評価できますし、これもまた怖い存在であることは間違いないでしょう。
2番人気のサングレーザーは、先週ダービージョッキーとなった福永が騎乗。
昨年のマイルチャンピオンシップでは、7番人気ながら3着にくる好走で、勝ったペルシアンナイトとはコンマ1秒差でした。
ペルシアンナイトよりはこちらの馬を選びますが、外枠のため…(またこれが仇となる可能性があるなw)切ってしまいました。
今回はメンバーもそろってますし、意外と穴馬から流して楽しむのも良いかもしれません。