【すだぴんの勝ち馬予想】大波乱もあり得る!? 2018年 宝塚記念





【宝塚記念 G1】

前回の安田記念の結果は、勝ち馬モズアスコットが優勝しました、
重賞初制覇がG1で、しかも連闘ですからね(さすが矢作調教師の連闘は怖い)。それにルメールの騎乗も見事でしたね。なんだかんだ人気のない馬での外国人ジョッキーは侮れません…。
まぁそもそも安田記念当日のスワーヴリチャードの馬体重マイナス10kgが選択を誤ったといってもいいくらい。
たらればになってしまいますが、事前にわかっていたらと、ただただ残念でした。

さて今週の宝塚記念ですが、レイデオロもいなければ、スワーヴリチャードやシュヴァルグランもいない宝塚記念です。最近全く結果が出ていないサトノダイヤモンドですが、このメンバーならやってくれる!?はずなのかなw
過去10年の配当から見ると、単勝の平均は1,269円、馬連の平均は4,626円、3連単の平均は107,264円とほどよく荒れる感じです。
ここは軸馬を考えるよりも、しっかりと穴馬を見抜くことが大切ではないでしょうか。

23日14:00時点での人気を見てみると、1番人気は、サトノダイヤモンド。2番人気がキセキ、3番人気はヴィブロス、4番人気のパフォーマプロミスまでが一桁オッズとなっております。


※出典:©netkeiba.com

この人気を見ると、サトノダイヤモンドの評価がかなり落ちていることがわかります。
正直、成長のピークは過ぎている感が否めませんが、様々な角度から分析してサトノダイヤモンドは再び輝きを取り戻すことができるのか、またエース級の穴馬を見つけることはできるのか、検証していきたいと思います。

 過去の勝ち馬の人気は?

過去10年の勝ち馬の人気を見てみると、1番人気が勝ったレースは2回、連対したレースは6回と、なかなか勝てないけど連には絡むといったイメージでしょうか。
阪神の 2000m~ 2200mは、割と人気上位の馬が勝つイメージなのですが、意外にも宝塚記念では4~8番人気の馬が好走している傾向です。
過去10年で1番人気馬が4倍台のオッズがいないため、判断難しいのですが、過去2.5倍以下での敗走が多く、2回の優勝馬はいずれも2.6倍以上のオッズで優勝しているため、サトノダイヤモンドにとってはプラスといえるでしょう。

 コース

宝塚記念のコースは、阪神 2200mの内回りBコース使用です。
阪神開催最終週で、馬場が荒れていることも気になりますが、もっと気になる天気は、土曜日が雨で日曜日は晴れの予報です。
現在の阪神競馬場の芝コースは重馬場発表ですが、雨は早めに上がりそうですので、明日は稍重か良でレースができそうです。
サトノダイヤモンドにとっては馬場回復はプラス材料となるでしょう。

 脚質

過去10年で最速上がり馬の連対率はなんと100%。当然決め手のある馬が強いわけで、前走でも上がりのは早かったのだろうと思いきや、意外にも前走は上がり4~5位の馬が好走しています。

それを踏まえると、前走の大阪杯6番目の上がりだったサトノダイヤモンドには嬉しいデータです。

そして、土曜の芝レースの勝ち馬はすべて逃げまたは先行馬でした。重馬場ということもあり、なかなか差してくる馬が難しかったともいえますが、馬場の回復具合を考えても、例え良馬場の発表となっても、ちょっとぬかるんだ感じになると判断します。
そうなると、サトノダイヤモンドにとっては少しマイナス材料とも思えてきます。

 前走人気と成績

過去10年の勝ち馬で、前走の人気が4番人気以上の馬は2009年のドリームジャーニー(前走5番人気)のみで、いずれも前走では3番人気以内の馬が勝っています。
現時点で該当している馬は、サトノダイヤモンド(3番人気)を筆頭に、ステファノス(3番人気)、パフォーマプロミス(1番人気)、サトノクラウン(3番人気)、ワーザー(3番人気)、ゼーヴィント(3番人気)、キセキ(1番人気)となっています。

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馬場が良ければ、サトノダイヤモンド、悪ければキセキあたりがオッズを動かしそうです。

 馬番別成績

出走頭数が18頭満たないことが多く、馬番のみで判断することは難しいのですが、どこも同じような成績で、フラットと考えて良さそうです。

 馬齢別成績

過去10年の馬齢別は、
4歳【3-2-6-**】、5歳【5-5-3-**】、6歳【2-3-1-**】、7歳以上【0-0-0-**】と出走する頭数には差はあるものの、7歳以上は全く顔を出せておりません。
高齢馬のステファノス(7歳)、アルバート(7歳)、サイモンラムセス(8歳)、ワーザー(7歳)、スマートレイアー(8歳)にはかなり厳しいデータです。

 種牡馬成績

阪神芝2000m~2200m内の成績上位は、ディープインパクト産駒、キングカメハメハ産駒、ステイゴールド産駒が好成績です。
該当馬は、ステファノス、サトノダイヤモンド、ミッキーロケット、パフォーマプロミス、ヴィブロス、スマートレイアー、ゼーヴィントの7頭。

 まとめ

  • 思ったよりは荒れる傾向
  • 4~8番人気の馬が好走している
  • 当日の馬場状態をよく確認する
  • 最速上がりの馬が連対するが前走は上がり4~5位の馬が好走
  • 前走3番人気以内の馬の勝率が高い
  • 内外に大きな差はない
  • 7歳以上馬にとっては馬券圏外
  • ディープ、キンカメ、ステイゴールド産駒に注目

何度も言ってきましたが、ここ大一番での1番人気ルメールの信頼度は高くないということ。馬場や調教の状態、データ上は推しではありますが、サトノダイヤモンドは予想から外す方向で行きたいと思います。
悩んだ末の結論は、

《結論》
◎パフォーマプロミス
〇ミッキーロケット
▲ダンビュライト
△ヴィブロス
△サトノクラウン

本命は、パフォーマプロミス
前走の目黒記念では、緩い流れのなか先行し、終いの脚は思ったほどふるわずに3着という結果でした。
スタートが良かった勝ち馬のウインテンダネスからは0.1秒差。残り50mくらいで前にいたポポカテペトルはきっちり捉えたところに評価します。
直線なかなか伸びてこないところを見ると、東京の速い馬場には合わなかったのではないかと思ってます。
デビュー以来となる阪神コースですが、コース変更は、この馬にとってはプラスと思います。
持ち前の先行力と粘り込める脚がありますので、少し荒れた馬場は歓迎材料と考えています。

対抗にはミッキーロケット
今週の調教はよく動いていました。状態は非常に良いと思います。
前走の天皇賞春では、勝ち馬のレインボーラインから0.2秒差の4着。
ここ近走はスタートも良く、道中のポジション取りに苦労することもありません。最後の詰めが足りない印象ですが、地力も上がってきてますし、内で脚をためて直線に向くことができれば、十分にチャンスがあると思います。

3番手評価にはダンビュライト
ミッキーロケットと同じく音無厩舎の馬。
菊花賞以来のコンビを組む武豊、香港からの疲れが少々気になりますが、馬体が戻れば好勝負と捉えています。
どちらかといえば、馬場は悪い方がいいですが、中間の動きも良く、AJCCを勝ったときの状態にはありそうです。

4番手評価はヴィブロス
ちょっとエリザベス女王杯と中山記念はちぐはぐなレースとなりましたが、前走のドバイターフでは、持ち前の切れ味を見せていたと思います。
ダンビュライト同様に、海外遠征での疲れが気になりますが、ここまでは順調ですし、鞍乗の福永騎手とは3戦2勝2着1回と相性も良いですし、ダービージョッキーとなった福永は乗れてますので、ここでも期待します。

最後は、サトノクラウン
昨年の宝塚記念の勝ち馬です。
昨年勝ったときの状態ではないものの、昨年の天皇賞秋くらいの状態にはあるようです。
気性的に難しいタイプで、馬券も安定して追えない部分はあります。
鞍乗は、個人的に今年一気に飛躍すると思っている石橋脩騎手。サトノクラウンには初騎乗となりますが、持ち前の思い切りの良さを見せてもらいたいと思います。

春競馬の締めくくり、何とか予想当てて暑い夏を乗り切りたいですね。

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