【高松宮記念 G1】
昨年の高松宮記念の予想では、本命ー対抗で見事的中しました。
まずまず的中率もあるこのレース、今年も気張って予想していこうと思います。
そしてデータに関しては、ある程度昨年ベースとなるため、今回は少し別角度からも見て行こうと思います。
23日23:00時点での人気を見てみると、1番人気は、ダノンスマッシュ。2番人気がモズスーパーフレア、3番人気はミスターメロディ、4番人気はロジクライ、以下レッツゴードンキまでが一桁オッズとなっています。
オッズからは、ダノンスマッシュが頭一つ抜けているようです。
※出典:©netkeiba.com
オッズ全体では、7番人気でさえ単勝オッズ20倍を切っているところを見ると、かなり混戦ムードな気配が感じられます。
モズスーパーフレアは逃げ切れる!?展開を考えてみる
メンバーで逃げたい馬は何頭かいますが、おそらくテンに速いモズスーパーフレアが先頭に立つ流れになると思います。
ここ2戦のラップですが、200m通過ごとのタイムが以下になります。
【カーバンクルS:11.7/10.4/10.7/11.2/11.1/11.9】
【オーシャンS :11.4/10.1/10.8/11.4/11.4/12.0】
と、ここから考えられることは、スタートからトップスピードにギアを入れるまでがかなり速く、他馬を寄せ付けないスピードがモズスーパーフレアにはあると言うことです。
ここ2戦はいずれも1着で駆け抜けており、走破タイムも1分7秒台であることから、高松宮記念でも、これくらいのスピードで走破してしまう可能性が出てきます。
過去10年の高松宮記念の時計で最も速かったのは、2016年ビッグアーサーが勝った年です。
このときの走破タイムは、1分6秒7のレコードタイムで、200m通過ごとのタイムは、
【高松宮記念 :11.7/10.1/10.9/10.8/11.1/12.1】
勝ったビッグアーサーは、先団を見るように道中4,5番手に位置しており、飛ばしたローレルベローチェとハクサンムーンはいずれも着外でした。
今回このケースに当てはまることを考えたならば、モズスーパーフレアは馬群に沈むことになります。
と、まぁ問題はモズスーパーフレアより上をいくようなスピードのある馬が果たしているかどうかにもよりますが…。
今回モズスーパーフレアに競る馬がいないような気がするので、11秒前半のラップで刻めば逃げ切り(中京1200m逃げ切りは難しいが…)もなくはないでしょう。
しかも鞍上は武豊・・・。今日の日経賞でも鮮やかなペース配分で優勝してましたしねw
1番人気ダノンスマッシュは大丈夫?
過去10年の1番人気の成績は【3-1-2-4】と、馬券に絡む割合は高いものの、信頼度という点では、まずまずの評価です。
非常に良いパフォーマンスを見せているダノンスマッシュですが、左回りがどうなのかという点が気になります。
過去3度走って勝利がありません。とはいえ、充実期にある今なら、それほど不安視する必要はないかと思います。
前走のシルクロードSでは、短い直線にもかかわらず、前が開かない絶望的な状況から、抜け出せた後の切れ味の鋭さは、メンバー的に1枚か2枚は上を行ってたと思います。
怖い存在になりそうな馬は?
ほぼダノンスマッシュとモズスーパーフレアになりそうな予想ですが、ここで個人的に勝つ可能性のありそうな馬をチョイスしてみました。
・レッツゴードンキ
このレースは4度目の挑戦となるレッツゴードンキ。
すでに31戦してはいるものの、前走では衰えを感じさせない走りでの2着。昨年と一昨年の高松宮記念は、いずれも2着であり、状態とコース適正を考えると怖い存在です。
・アレスバローズ
前走は外枠に加え、斤量57.5kgと厳しい中の5着。
高松宮記念と同じ舞台である昨年のCBC賞では、1分7秒0での好タイムで勝利しており、侮れない一頭です。
・ナックビーナス
昨年の高松宮記念では、10番人気で3着に突っ込んできた馬。
前走オーシャンSでは、モズスーパーフレアに完敗したものの、木曜日の最終追い切りで一番時計を叩き出す好調ぶりを見せています。
今年は、昨年と比べて1走少ないローテーションで来ており、陣営も臨戦過程で狙いを定めてきいます。
イチ推し推奨馬
《結論》
ダノンスマッシュ
正直、モズスーパーフレアと悩みましたが、ダノンスマッシュを推そうと思います。
ダノンスマッシュは、父ロードカナロアと同じく、京阪杯→シルクロードS→高松宮記念というローテーションで来ています。
父のロードカナロアは、明け4歳で挑んだ高松宮記念こそ3着となりましたが、ステップレースでは快心の1着で駒を進めており、ダノンスマッシュも同じ流れできています。
…ってことは本番3着??とそこまでは被るとは思っておらず、父を超える結果を期待しています。
またダノンスマッシュの厩舎は、ロードカナロアを手掛けた安田隆行厩舎でもあり、鉄壁の布陣とも言える状況です。
最後まで迷ったのは、モズスーパーフレアで、逃げ切れる可能性が低いと思ったからです。
というのも、モズスーパーフレアの全成績を見てみると、勝っているレースは、いずれも中山や函館といった小回りなコースという点。
中京コースは、2戦して2戦とも着外。
直線の長い、東京コースや新潟コースは未経験ときています。
直線の長い中京では、かなり苦戦する可能性がある!
まぁ、なかなか切り捨て難かったのは、競ってくる馬がいそうにないことと、鞍上が武豊であること、更にはここ2戦のタイムが優秀すぎることだったからです。
まぁそんなわけで、かなり悩みました。
総合的に考えて、今回はダノンスマッシュでしょう!