【すだぴんの勝ち馬予想】牡馬クラシック戦線開幕!ダノンプレミアム回避で荒れる!?それとも!? 2018年 皐月賞





【皐月賞 G1】

先週の桜花賞は、1から3着まで予想的中と最高の出来でした。また、注視していたトーセンブレスが4着に入るなど、ようやく軌道に乗ってきたように思えます。
(この後、春G1全然当たらないなんてことにならないように祈りたいw)

さて、今週の皐月賞は、大本命に推されていた無敗の2歳王者ダノンプレミアムの回避が告げられ、混戦ムードになってきました。
しかも当日の中山競馬場は、荒れ模様の天気の予報。波乱含みの皐月賞になりそうです。

14日11:00時点での人気を見てみると、1番人気は、ワグネリアン。2番人気がステルヴィオ、3番人気はキタノコマンドールと続き、以下オウケンムーン、ジャンダルムと続きます。


※出典:©netkeiba.com

オッズにあまり差がなく、当日には人気が入れ替わる可能性もあります。

昨年は9番人気のアルアインが、一昨年は8番人気のディーマジェスティが勝つなど、ここ2年は1番人気馬が連対すらできない状況です。
また、明日の天気がかなり予想に影響しそうですが、過去10年の皐月賞では、馬場が悪くても稍重までだったので、かなり予想を困難にさせています。

 人気から見る騎手の信頼度

今回の予想は、今までと見方を少し変えてみたいと思います。

皐月賞の人気馬に騎乗する福永祐一、クリストフ・ルメール、ミルコ・デムーロ、武豊の信頼度を分析したいと思います。

 昨年の重賞と今年の重賞データ(芝のみ)

芝レースを対象に、各騎手の着順と、そのときの人気を表にしてみました。
騎乗していない重賞レースは除いております。

※数値は、着順(人気)

2017年

レース名 距離 福永 Mデ Cル 武豊
京都金杯 京都 1600m 2(6) 4(2) 13(4) 1(1)
シンザン記念 京都 1600m 5(5) 3(1) 14(6) 2(4)
日経新春杯 京都 2400m 5(3) 10(6) 7(8)
アメリカJCC 中山 2200m 中(4)
シルクロードS 京都 1200m 6(2) 1(3)
東京新聞杯 東京 1600m 1(3) 3(1)
きさらぎ賞 京都 1800m 中(5) 3(2)
クイーンC 東京 1600m 1(1)
共同通信杯 東京 1800m 4(4) 6(3)
京都記念 京都 2200m 1(3)
京都牝馬S 京都 1400m 8(2) 17(3) 4(9)
アーリントンC 阪神 1600m 1(1) 6(7) 5(8)
中山記念 中山 1800m 1(3) 4(1)
阪急杯 阪神 1400m 4(3)
チューリップ賞 阪神 1600m 4(3) 6(4) 1(1) 3(2)
弥生賞 中山 2000m 1(1) 3(5)
金鯱賞 中京 2000m 9(10)
中山牝馬S 中山 1800m 2(1) 1(5)
フィリーズレビュー 阪神 1400m 6(8) 1(2)
ファルコンS 中京 1400m 6(4)
スプリングS 中山 1800m 5(3)
阪神大賞典 阪神 3000m 2(2) 1(1) 7(3)
フラワーC 中山 1800m 11(2) 3(7)
日経賞 中山 2500m 4(2)
高松宮記念 中京 1200m 3(1)
大阪杯 阪神 2000m 5(5) 6(3) 4(2) 1(1)
阪神牝馬S 阪神 1600m 8(8) 15(2) 2(3) 6(5)
桜花賞 阪神 1600m 10(13 12(2) 3(1) 2(3)
皐月賞 中山 2000m 9(3) 2(4) 5(5) 3(12)
福島牝馬S 福島 1800m 3(1)
マイラーズC 京都 1600m 6(5) 4(3) 1(2) 2(1)
青葉賞 東京 2400m 1(1) 4(3)
天皇賞・春 京都 3200m 2(4) 12(7) 3(2) 1(1)
京都新聞杯 京都 2200m 7(3) 6(8)
NHKマイルC 東京 1600m 4(7) 17(1) 9(3) 12(9)
京王杯SC 東京 1400m 1(2) 11(3)
ヴィクトリアマイル 東京 1600m 6(5) 1(6) 4(4)
オークス 東京 2400m 3(2) 1(1) 5(3)
日本ダービー 東京 2400m 11(8) 3(1) 1(2) 6(7)
目黒記念 東京 2500m 4(6) 9(2) 1(8) 17(10
鳴尾記念 阪神 2000m 6(4) 2(1) 7(2) 1(3)
安田記念 東京 1600m 4(6) 3(3) 8(1) 5(2)
エプソムC 東京 1800m 2(1)
マーメイドS 阪神 2000m 5(4) 9(1)
函館スプリントS 函館 1200m 10(2)
宝塚記念 阪神 2200m 8(6) 1(3) 4(2) 9(1)
CBC賞 中京 1200m 13(4) 8(11)
函館記念 函館 2000m 6(1) 15(2)
中京記念 中京 1600m 2(2) 3(1) 15(9)
函館2歳S 函館 1200m 12(3)
クイーンS 札幌 1800m 2(6) 6(1)
関屋記念 新潟 1600m 12(1)
北九州記念 小倉 1200m 5(1) 1(3)
札幌記念 札幌 2000m 9(7) 5(2)
キーンランドC 札幌 1200m 7(4) 1(12)
札幌2歳S 札幌 1800m 9(11) 1(1)
新潟記念 新潟 1600m 2(1)
小倉2歳S 小倉 1200m 1(3)
セントウルS 阪神 1200m 1(1)
ローズS 阪神 1800m 4(5) 7(2) 12(7) 3(3)
セントライト記念 中山 2200m 3(3) 2(1)
神戸新聞杯 阪神 2400m 9(6) 2(2) 1(1) 4(4)
スプリンターズS 中山 1200m 6(8) 1(1) 15(4)
サウジアラビアロイヤルC 東京 1600m 5(5) 2(1)
毎日王冠 東京 1800m 1(3) 8(1)
京都大賞典 京都 2400m 3(1) 10(5) 1(4)
府中牝馬S 東京 1800m 5(7) 4(3) 2(1) 12(6)
秋華賞 京都 2000m 8(7) 3(5) 1(3) 2(4)
富士S 東京 1600m 4(8) 5(2) 2(4) 1(1)
菊花賞 京都 3000m 10(6) 1(1) 7(2) 5(4)
アルテミスS 東京 1600m 4(6) 6(1)
スワンS 京都 1400m 16(4) 5(5)
天皇賞・秋 東京 2000m 16(17 2(2) 6(4) 1(1)
ファンタジーS 京都 1400m 6(2)
京王杯2歳S 東京 1400m 8(2) 1(1) 3(4)
アルゼンチン共和国杯 東京 2500m 2(7) 1(1)
デイリー杯2歳S 京都 1600m 中(2)
エリザベス女王杯 京都 2200m 8(7) 1(5) 5(1)
東京スポーツ杯2歳S 東京 1800m 1(1)
マイルCS 京都 1600m 3(7) 1(4) 5(1) 18(14
京都2歳S 京都 2000m 8(3) 1(2)
ジャパンC 東京 2400m 11(7) 10(3) 2(2) 3(1)
チャレンジC 阪神 2000m 10(10 1(1) 4(3)
阪神ジュベナイルF 阪神 1600m 8(5) 9(1)
朝日杯フューチュリティS 阪神 1600m 5(4) 3(2) 10(8)
阪神C 阪神 1400m 3(3) 1(2) 2(7)
有馬記念 中山 2500m 6(7) 4(2) 2(8) 1(1)
ホープフルS 中山 2000m 6(2) 13(3) 2(4)

2017年は、ルメール騎手が199勝を挙げ、リーディングトップに輝きました。

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騎乗していない重賞レースは除いております。

※数値は、着順(人気)

2018年

レース名 距離 福永 Mデ Cル 武豊
京都金杯 京都 1600m 1(4)
中山金杯 中山 2000m 10(5)
フェアリーS 中山 1600m 5(3)
シンザン記念 京都 1600m 4(2) 8(6)
愛知杯 中京 2000m 17(2)
日経新春杯 京都 2400m 11(5) 1(1) 7(3)
アメリカJCC 中山 2200m 1(2) 7(4) 11(3)
シルクロードS 京都 1400m 11(2)  16(1)
きさらぎ賞 京都 1800m 2(2)
東京新聞杯 東京 1600m 14(10 1(3)
京都記念 京都 2200m 6(6) 4(2)
共同通信杯 東京 1800m 7(1)
クイーンC 東京 1600m 10(4) 12(2) 3(7) 8(11)
京都牝馬S 京都 1400m 11(2) 3(5)
ダイヤモンドS 東京 3400m 3(6) 1(1)
阪急杯 阪神 1400m 6(5) 2(1) 1(7)
中山記念 中山 1800m 5(1)
チューリップ賞 阪神 1600m 6(5) 2(3)
オーシャンS 中山 1200m 3(1)
弥生賞 中山 2000m 2(2) 7(3) 3(4)
金鯱賞 中京 2000m 8(4) 1(1) 3(2)
ファルコンS 中京 1400m 1(3) 2(7)
フラワーC 中山 1800m 1(2)
阪神大賞典 阪神 3000m 4(2) 3(1)
スプリングS 中山 1800m 9(2) 1(1)
毎日杯 阪神 1800m 6(5)
日経賞 中山 2500m 7(8) 5(2) 9(1)
高松宮記念 中京 1200m 17(14 8(1) 4(4)
大阪杯 阪神 2000m 2(6) 1(1)
阪神牝馬S 阪神 1600m 6(7) 4(3) 10(2) 3(1)
桜花賞 京都 1600m 12(5) 15(7) 1(2) 5(4)

2017年と2018年の桜花賞までの全重賞データ(芝のみ)をまとめると、以下のようになります。

集計

福永 Mデ Cル 武豊
騎乗回数 64回 78回 73回 71回
1番人気回数 2回 24回 25回 16回
1番人気で1着回数 2回 10回 9回 6回
1番人気で1着率 100% 41.6% 36.0%  37.5%
1番人気で1着or2着回数 2回 13回 14回 8回
1番人気で1着or2着率 100% 54.2% 56.0% 50.0%
重賞連対率 17.2% 35.9% 35.6% 33.8%
人気<着順(または=) 35回 28回 26回 39回
人気の信頼度 54.7% 35.9% 35.6% 54.9%
1番人気で勝利(G1)
勝利数/騎乗回数
3/7 1/5 4/6

 分析結果

さすがトップジョッキーだけあり、重賞での騎乗依頼の多さには驚かされます。
表を見ていただけるとわかりますが、デムーロとルメールの外国人騎手の1番人気の回数に比べ、日本のトップ武豊はやや少なく、福永に至っては昨年から先週までの芝重賞(119レース)のうち2回しか1番人気がありませんでした。

人気の信頼度は、レース時の人気よりも着順が上(または同じ)の場合を算出しました。これを見ると、まぁ何と!人気が先行してしまい、結果に結びつかないケースが結構ありました。

ルメールにおいては、1番人気を課せられたときの勝率が他に比べて見劣りします。

 まとめ

分析結果から、人気面でみると

  • ステルヴィオが1番人気になるなら単勝ではなく連軸で考える
  • 福永のワグネリアンは人気を裏切りにくい
  • G1においては武豊が1番人気の場合の勝率は高い

ということで、ここではワグネリアンが優勢のようです。

これを踏まえ、かつ雨予報で馬場が悪くなることを考え、悩んだ末の結論は、

《結論》
◎ステルヴィオ
〇ワグネリアン
▲アイトーン
△タイムフライヤー
△グレイル

本命は、ステルヴィオ
とりあえず、1番人気になっても軸としては申し分なさそうです。
単勝はあくまで1番人気でないことが条件。

前走のスプリングSの内容も評価できますが、重馬場も苦にしないタイプという点も評価できます。

当日のレースでは、アイトーンに加えてエポカドーロも逃げ宣言をしており、かなり流れるのではないかと思います。更に天候を考えると、重馬場になりそうなので、今回に限って言えば、内枠よりも外枠の方がポジション取りには向いている気がします。

これまで負けた相手がダノンプレミアムのみですし、ここでは十分通用すると考えています。

対抗にはワグネリアン
前走の弥生賞では、ダノンプレミアムに完敗といった内容でした。休み明けで馬体重が減っての出走でしたので、本番の皐月賞では、馬体重が戻っていることを期待します。

気になる馬場への対応ですが、祖母がブロードアピールということもあり、重い馬場対応は問題なさそうです。ここである程度結果が出なければ、ダート路線に変更しても良いような気がしますw
こちらもステルヴィオ同様、ダノンプレミアム以外には負けていないため、2歳王者が不在のここは、好機とみて良いと思います。

3番手評価にはアイトーン
エポカドールも逃げ宣言をしてるため、レース展開は非常に厳しくなりますが、前走の若葉ステークスでは出鞭を入れて、強引にハナに立ち、厳しい流れを自ら作って逃げ切りました。
結構評価できる内容ですし、2着のダブルシャープも正直評価したいところです。皐月賞のステップレースのなかでは、この若葉ステークスのレベルは高かったと捉えています。

エポカドーロとやり合うことが避けられそうにないため、共に沈む可能性も十分に考えられます(笑)

4番手評価はタイムフライヤー
前走の若葉ステークスでは、あらら?といった感じで、仕掛けどころで置かれてしまいましたが、上がりはダブルシャープと同タイムで最速でした。
人気があまりありませんが、メンバー唯一のG1馬です。むしろこのオッズはおいしいのではないかとさえ思わせてくれますw
反撃態勢は整っているようですし、暮れの疲れも解消しているとコメントありました。見限るのは早いような気がします。

最後は、グレイル
今回で4戦目になりますが、前走の共同通信杯は、全く良いところがありませんでした。鞍上も岩田騎手に乗り替わることでプラスに働くことを期待しています。

ダノンプレミアムが回避したことで、かなり混戦ムードになりました。予想はなんとか5頭に絞りましたが、ダブルシャープとキタノコマンドールは気になりますね。

キタノコマンドールにおいては、父ディープインパクト、母ベネンシアドールという良血馬。姉にデニムアンドルビーがいる他、叔母にはトゥザヴィクトリーという血統背景は魅力的ですが、レース経験が少ないところが割引材料ではないでしょうか。

買い目的には、ステルヴィオとワグネリアンの2頭軸で人気薄に流してみるのが良さそうです。

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