【すだぴんの勝ち馬予想】圧倒的な支持率アーモンドアイに死角はないのか!?|2018年 ジャパンカップ

【ジャパンカップ G1】

先週のマイルチャンピオンシップは、3歳馬のステルヴィオが制しました。

結果から見れば「ハズレ」ではありましたが、ステルヴィオを買うならここかなぁという着眼点は良かったように思えます(まぁハズレはハズレ)。

それにしても、Mデムーロここで来ますかw
考えが甘すぎました…。甘すぎたと言えば、エアスピネルの本命予想。
中間のアクシデントを考えれば、当たり前と言えば当たり前でしたが、本命にはちょっと荷が重すぎたようです…。

さて、今週はジャパンカップです。
私が大の苦手としているレースです(笑)。競馬を始めて早20数年経ちましたが、パッと思い返しても、エルコンドルパサーが勝ったジャパンカップくらいしか当てた記憶がありません。

こんなんで勝ち馬を当てようとはおこがましいですが、気持ちを切り替えて、早速参りましょう!




24日14:00時点での人気を見てみると、1番人気は、アーモンドアイ。2番人気がスワーヴリチャード、3番人気はサトノダイヤモンドとなっています。
ここまでが一桁オッズになっていますが、三つ巴というよりは、一強ムードな予想オッズです。


※出典:©netkeiba.com

注目は、何と言ってもアーモンドアイです。

これまで6戦5勝2着1回と連対率は100%、いずれのレースでもメンバー最速上がりを出しています。

過去のジャパンカップを制した牝馬を見てみると、’15ショウナンパンドラ、’13と’12ジェンティルドンナ、’11ブエナビスタ、’09ウオッカとなっています。

2000年以前ではホーリックスがいましたね。

歴代の名牝と肩を並べることができる、またはそれ以上の歴史的名馬となるのか、注目の一戦です。

 過去の勝ち馬の人気は?

過去10年の勝ち馬の人気を見てみると、1番人気馬の成績は、

【3-3-2-2】

1番人気の勝率33%と決して良いとは言えませんが、悪くもないといった感じです。

過去10年で1番人気馬の単勝オッズが2倍以下の年は、2010年ブエナビスタ1.9倍(2着)、2012年オルフェーブル2.0倍(2着)のみで、圧倒的な支持があっても、勝っていないことが言えます。

今年のアーモンドアイの場合は、更に上を行く圧倒的な支持率があり、過去の2頭とはちょっとかけ離れている感じさえしてきます。

 前走レース

過去10年の勝ち馬の前走ですが、以下の通りです。

【開催年 / 前走レース / 前走人気 / 前走着順】

・2017年 / 京都大賞典      /  1番人気 / 3着
・2016年 / 京都大賞典      /  1番人気 / 1
・2015年 / 天皇賞(秋)     /  5番人気 / 4着
・2014年 / 天皇賞(秋)     /  4番人気 / 6着
・2013年 / 天皇賞(秋)     /  1番人気 / 2着
・2012年 / 秋華賞        /  1番人気 / 1
・2011年 / 天皇賞(秋)     /  1番人気 / 4着
・2010年 / 菊花賞        / 1番人気 / 2着
・2009年 / 天皇賞(秋)     / 1番人気 / 3着
・2008年 / アルゼンチン共和国杯 /  3番人気 / 1

勝ち馬のステップレースとしては、天皇賞(秋)から参戦が多く、近年では、2年連続で京都大賞典から本番に来ています。

ちなみに、過去10年の秋華賞からジャパンカップ参戦馬は、

2016年 ビッシュ(11番人気 16着)
2015年 ミッキークイーン(3番人気 8着)
2013年 デニムアンドルビー(7番人気 2着)
2012年 ジェンティルドンナ(3番人気 1着)
2009年 レッドディザイア(6番人気 3着)
※2013年デニムアンドルビーは秋華賞→エリザベス女王杯→ジャパンカップ

出走53kgということもあり、人気よりも上の着順になる可能性があります。
今回断トツの1番人気アーモンドアイにとって53kgは、相当有利な条件であると言えます。

 脚質

過去10年を見てみると、そのほとんどが4角で6番手以内にいた馬でした。

2015年のショウナンパンドラが勝ったレースのみ、後方から差す競馬がはまった感じです。

アーモンドアイは、後方からの差し追い込みタイプですが、オークスでは、道中6番手から直線で他馬を引き離す競馬をしています。

こういったレースを経験できていることも強みであると言えます。

ちなみに、過去10年の勝ち馬走破タイムと上がり3Fは以下の通りです。

・2017年 2:23.7(スローペース)34.7
・2016年 2:25.8(スローペース)34.7
・2015年 2:24.7(ハイペース)33.9
・2014年 2:23.1(平均ペース)35.0
・2013年 2:26.1(スローペース)33.9
・2012年 2:23.1(スローペース)32.8
・2011年 2:24.2(スローペース)33.9
・2010年 2:25.2(スローペース)34.2
・2009年 2:22.4(平均ペース)34.8
・2008年 2:25.5(スローペース)34.0

そしてアーモンドアイのオークスで比較してみると…

優駿牝馬 2:23.8(平均ペース)33.2

対戦相手や馬場状態による差はあるものの、2012年の3歳牝馬ジェンティルドンナが勝ったときと近いものがあります。

結論付けるのは早いと思いますが、昨年の走破タイムとほぼ同じで、上がりがまるで違うところを見ると、シュヴァルグランがキタサンブラックを差し切ったレースよりも遥かにレベルの高いレースをしていたことになります。

 馬番別成績

東京芝2400mにおいては、内枠の成績が良く、特に1番~4番ゲートまでの勝率が良いといえます。

スタート位置がスタンド前であり、最初のコーナーまで余裕はあるものの、ポジション取りを考えると、やはり内が有利になります。
大外に関して言えば、いいポジションを取るために、スタートで脚を使う場合も想定されるので、非常に不利であると言えます。

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 前走馬体重

2012年の勝ち馬ジェンティルドンナが -14kgで勝利しており、必ずしも馬体重の増減で判断するのは難しいと考えます。

セオリーで考えるならば、牝馬の -14kgの時点で消し材料になるものですが、今年の宝塚記念2着のワーザー(-27kg)の例にもあるように、安易に見限らないほうが良いと思います。

 騎手成績

過去10年での騎手成績は、

関東所属 0勝
関西所属 5勝
外国人  5勝(デムルメはここに分類)

となっており、関西所属ジョッキーや外国人騎手の好成績が目立ちます。

また、関東所属馬と関西所属馬で見ても、

関東馬 1勝
関西馬 9勝
招待馬 0勝

と明らかに西高東低の構図となっています。

 馬齢成績

過去10年の馬齢成績は以下の通り、

3歳   …【2-3-2-**】
4歳   …【5-3-2-**】
5歳   …【3-4-4-**】
6歳以上 …【0-0-2-**】

と5歳以下の活躍が目立ちます。

また、牡馬と牝馬での成績差ですが、

牡馬   …【5-8-8-**】
牝馬   …【5-2-2-**】

と数字からは互角に見えますが、出走頭数が少ない牝馬が5勝していることには、驚異と見るべきでしょう。

 種牡馬成績

東京芝2400mは、ディープインパクト産駒とルーラーシップ産駒の成績が良く、次いでキングカメハメハ産駒が優秀です。

サトノダイヤモンドやキセキには好材料といえます。

 まとめ

  • コース的には基本的に人気サイドが強い
  • 天皇賞(秋)からの参戦組みが好成績
  • 3歳牝馬の成績は人気よりも上の着順になりやすい
  • 4角6番手以内にいた馬の勝率が高い
  • 勝ち時計2分23秒前半くらいの競馬が求められる
  • 1番から4番ゲートまでの勝率が良く大外は割引きが必要
  • 関西馬が圧倒的に強い
  • 関西騎手および外国人騎手が優秀
  • 牝馬が強いレース
  • 5歳以下が好成績
  • ディープインパクト産駒が強いコース

どう考えても、アーモンドアイに死角はないのかと考えてしまうものですが、もしアーモンドアイが負けるとしたら、こんなことが考えられる!
というものは、これしかないでしょう。

★揉まれる競馬をしたことがない

唯一負けたデビュー戦は、偶数番でそれ以外は奇数番ということから、本来なら全く問題視はしないところですが、最内枠での競馬は未知数であり、負けるとしたら、揉まれて自分の競馬ができなかったときではないかと考えます。

経験してきたレースで最も内側の枠だったのが、シンザン記念でした。
このときは3枠3番でしたが、11頭立てということもあり、揉まれることもなかったかと思います。

もし負けるなら、このくらいしかありません…。

と、いうことで考えた末の結論としては、

《結論》
◎サトノダイヤモンド
〇アーモンドアイ
▲スワーヴリチャード
△カプリ
△サンダリングブルー

本命は、サトノダイヤモンド
アーモンドアイは確かに強い!けど、もし負かせる相手がいるとしたら、やはりこの馬になると思います。

前走の京都大賞典では、直線向いてからの脚色が、全盛期を彷彿させるような伸びで、休み明けとしては満点の内容だったと思います。

中間の調教においても、迫力のあるサトノダイヤモンドが戻った気もしますし、モレイラの手綱捌きに期待します。

対抗にはアーモンドアイ
どう考えても、スムーズにレースが運べばこの馬になります。
秋華賞前から、すでにジャパンカップ参戦の意図はありましたし、中間の調教においても絶好調ぶりが見てとれました。

正直バリバリの本命としたいところですが、それでは予想するうえで面白みが欠けると思い、敢えての対抗馬としました。

負ける要素もなくはないですし、馬も騎手も生き物ですから「万が一」がなくはありません。
今回は2着勝負でいきます。

3番手評価にはスワーヴリチャード
前走の天皇賞(秋)では、スタート直後で他馬にぶつけられたうえに、4角では外に持ち出せず、思うような競馬が出来ていませんでした。

これまでの戦績では、共同通信杯やアルゼンチン共和国杯、金鯱賞といった左回りを制しており、日本ダービーでもレイデオロからコンマ1秒差の2着と東京コースとの相性も良いです。

不利が重なってしまった前走を度外視すれば、前目で押し切る競馬をするならこの馬ではないかと考えています。

4番手評価はカプリ
正直、近年のジャパンカップにおいての外国馬参戦が少ないのは、単純に日本の競馬レベルが上がり、有力な外国馬でもなかなか制することができない故、参戦数が減っているものと考えられます。

しかしながら、今年の凱旋門賞ではエネイブルのコンマ5秒差に粘ったことなどを考えると、軽視することはできない存在ではないかと思います。

最後は、サンダリングブルー
どんなに強力な外国馬でも、馬場が合う合わないはあると思います。
現に何度も海を渡り、凱旋門賞に挑戦してきた数々の日本の有力馬たちは、ことごとくフランスの馬場との相性で悩まされてきました。

逆を返せば、海外から参戦する外国馬の成績やレースの格だけで判断するのも、どうかとも思います。

前走のカナディアンインターナショナルや、その前のストックホルムC国際を見ても、左回りは得意としていることもあり、一発は十分に秘めていると言えます。

【参考レース:2018年 京都大賞典|サトノダイヤモンド1着】

【参考レース:2018年 オークス|アーモンドアイ1着】

まぁこのレース見れば、アーモンドアイなんでしょうけど、今回はサトノダイヤモンドに期待しています。

【参考レース:2017年 日本ダービー|スワーヴリチャード2着】

【参考レース:2018年 英チャンピオンS|カプリ4着】

【参考レース:2018年 カナディアンインターナショナル|サンダリングブルー2着】