【フェブラリーステークスG1】
毎年のことながら、フェブラリーステークスは人気馬で大型馬、さらに先行馬。と、ほぼほぼこの理論で概ね間違いないw
とはいうものの、そんなに競馬は甘くはない!様々なデータを洗いざらい出して、練りに練っても当たらないのが競馬です。
ここでの予想はあくまで土台。実際に買うときは、パドックで馬の調子や状態が何よりの情報源なのであります。
※出典:©netkeiba.com
さて御託を並べても始まりませんね(笑)
今年は何と言っても軸馬がとても決めにくい状況です。もちろん最有力なのは、昨年のフェブラリーステークスの覇者であるゴールドドリームでしょう。テイエムジンソクもチャンピオンズカップでは、タイム差なしの2着(1着がゴールドドリーム)。
現時点では2強ムードになってはいるものの、伏兵もかなり侮れないメンバーです。
17日1:00現在の人気を見てみると、1番人気は、ゴールドドリーム。2番人気がテイエムジンソク、3番人気はサンライズノヴァ。ここまでが一桁オッズです。
以下、4番人気がノンコノユメ、5番人気がケイティブレイブと続きます。
過去の勝ち馬の人気は?
過去10年で、3番人気以内の馬は、実に9回もあります。逆に1番人気と2番人気でおさまったのは、わずか1回だけで、馬券を考える上では、3番人気以内を軸に中穴へ流す馬券が良さそうです。
ちなみに二桁人気が連に絡んだのは、過去10年では2014年の勝ち馬コパノリッキー(16番人気)のみということで、大穴を狙いにいくのは、少し気が引けます。
コース
東京1600mのダートコースは、直線の長さが501.6mあり、スタート位置が芝コースからという特殊な形状です。スタートを綺麗に切れても、芝がまるでダメな馬はわずかに行きっぷりが軽減されてしまいます。
スタート直後はコーナーまでの直線が長いので、紛れが少ないと言えます。
また、コースの高低差が2.4mもあり、芝コースよりもタフな高低差になっています。直線も非常に長いことからも、坂を駆け上がるパワーだけでなく、長くいい脚が使え、体力のあるタフな条件が要求されます。
そういった意味では、やはり大型馬(馬体重500kg以上)のような馬格のある馬が上位に来るのではないでしょうか。
脚質と枠
最後の直線が長いため、差しや追い込みのイメージがあるが、データでは割と前残りの勝率、連対率、複勝率が差し追い込みよりも高い。
枠に関して言えば、スタートから200mが芝コースではありますが、内の方が外よりも若干芝が長い。そのため、芝にも適性のある馬からすれば、内枠の方が出脚が良く、効率よくレースが運べる。逆を返せば、芝がまるでダメな馬からしたら、外枠は大いに歓迎材料となるでしょう。
年齢別
年齢的には4歳、5歳の勝率が目立ちます。
連対率からすれば、どの年齢でもチャンスはありそうです。今年は4歳勢がサンライズノヴァのみです。
騎手成績と血統
ここ2年はMデムーロが連覇し、ルメールも2着に入るなど、やはり外国人騎手が怖い存在です。
今年は騎乗停止明けのルメールが戻ってきます。現在8番人気のベストウォーリアに騎乗しますが、非常に怖い存在です。
そしてなんと、好調Mデムーロに騎乗予定馬がいないときたもんだw少し残念な気もします。
血統的には、ゴールドアリュール産駒やクロフネ産駒などダートに強い種牡馬が好成績のようです。
まとめ
- 上位3番人気までの馬が連対率が高い
- 上位人気馬を軸とし、中穴が連対する傾向が高い
- パワーかつ長く脚が使える馬を狙う
- 500kg以上のような大型馬はプラス材料
- 差し追い込みよりも先行型の馬の勝率が高い
- 外枠の馬の勝率が意外と高い
- 馬券は4歳馬、5歳馬が中心も連対成績はあまり差がない
- ここも外国人騎手はおさえておきたい
- 種牡馬はダート適正馬が好調
ちなみにステップレースの中では、根岸ステークス組みと東京大賞典組みの成績が良くありません。
《結論》
◎テイエムジンソク
〇ゴールドドリーム
▲ケイティブレイブ
△ベストウォーリア
△インカンテーション
本命は、テイエムジンソク。
昨年のチャンピオンズカップは勝ちに等しい内容。前走の東海Sでは、余裕のある勝ち方でしたので、ここは再度注目してみたいと思います。
状態も良さそうですし、古川騎手との相性も抜群です。持ち前のスピードで押し切れると思います。
対抗にはゴールドドリーム。
前走8番人気ではありましたが、テイエムジンソクをハナ差捉えるところは見事でした。東京ダート1600mは、4回走って1着3回、2着1回とこのコース、距離ともに相性が良いです。得意とする舞台で、2連覇もあり得ると思います。
3番手評価にはケイティブレイブ。
成績的には逃げてなんぼのもんなので、テイエムジンソクとハナ争いしてしまうと、両方潰れてしまう可能性もあります。理想としては、ケイティが前で、ジンソク2番手でレースを運んでくれれば、十分に期待できると思います。
4番手評価は、ベストウォーリア。
腐っても、昨年のこのレースで2着の馬です。近走はあまり成績が上がりませんが、前走の根岸S回避はプラスに捉えております。その回避のせいで、馬体重が絞れていないなんてことがないよう祈りたいですね。理想は514kg。
最後は、インカンテーション。
連対よりは複勝狙いな感じです。ちょっと当たりハズレはありますが、左回りでの成績は良いと思います。前走は度外視するとして、その前の武蔵野Sでは良いレースを見せていました。相手は強くなりますが、しぶとく残ってもらいたいと思います。
ちなみにデビュー戦って、15頭立ての15番人気の15着だったんですね、芝コースでしたけどwそんな馬でも重賞6勝しちゃうんだから、競馬はわからないですよね。
今回はノンコノユメが調子を上げてきておりますが、そこまであてにできないことと、やはり馬体重が450kg代ですから、パワー不足は否めません。
それと、サンライズノヴァもですが、個人的に根岸S組みの信頼度が低いのもあり、どうしても狙い切れませんでした。
2018年しょっぱなのG1レースです。何とか幸先の良いスタートを切りたいものですねw