【すだぴんの勝ち馬予想】牝馬頂上決戦!連覇達成か!?それとも?|2018年 エリザベス女王杯

【エリザベス女王杯 G1】

先々週の天皇賞(秋)は、本命のスワーヴリチャードがスタートで出遅れ+隣のマカヒキとの接触もあり、全くもって想定外でした。
まぁまだこれからの馬だと思っていますので、巻き返しを期待したいと思います。




さて、今週はエリザベス女王杯です。
11日9:00時点での人気を見てみると、1番人気は、モズカッチャン。2番人気がノームコア、3番人気はレッドジェノヴァとなっています。
そして4番人気のリスグラシュー、5番人気のカンタービレまでが一桁オッズになっています。


※出典:©netkeiba.com

オッズから見ると、デムルメが人気を分け合うようになっています。

デムーロとルメールが1番人気、2番人気を分け合うシーンは何度も見られてますねw

武豊はリスグラシューではなく、スマートレイアーに騎乗なんですね、ちょっと想定外でした。

 過去の勝ち馬の人気は?

過去10年の勝ち馬の人気を見てみると、1番人気が勝ったレースは1回のみで、2011年のスノーフェアリーがエリザベス女王杯連覇を果たした年でした。

意外にも1番人気の勝利が少なく、4番人気以下が勝った回数は6回もあり、荒れる傾向です。

2桁人気の馬も、過去10年で2回も連対していることからも、人気だけで判断することは避けたいところです。

 前走レース

過去10年の勝ち馬の前走ですが、以下の通りです。

【開催年 / 前走レース / 前走人気 / 前走着順】

・2008年 / 秋華賞    /  6番人気 / 6着
・2009年 / 京都大賞典  / 11番人気 / 9着
・2010年 / 招待馬
・2011年 / エ女王杯   /  4番人気 / 1
・2012年 / 府中牝馬S   /  9番人気 / 4着
・2013年 / 秋華賞    /  3番人気 / 1
・2014年 / オールカマー /  7番人気 / 2着
・2015年 / オールカマー /  4番人気 / 5着
・2016年 / 府中牝馬S   /  3番人気 / 1
・2017年 / 秋華賞    /  5番人気 / 3着

傾向を計るには、かなりばらつきがあり、特定することはできませんが、着目すべき点は、前走人気がなくても本番で優勝していることです。

また、エリザベス女王杯が初重賞制覇だった馬は 3頭もおり、どの馬にもチャンスがあると見るべきだと思います。

更に2015年の優勝馬マリアライトは、エリザベス女王杯が京都コース初であったことも考慮すると、初コース云々の評価も微妙になってきます。
(招待馬のスノーフェアリーもそうですがw)

 脚質

過去10年を見てみると、逃げ切った馬は2009年のクイーンスプマンテ。行った行ったの競馬で、2着も人気薄のテイエムプリキュアが残り、馬連10万馬券となった年です。

基本的に4角通過順が7番手以上の先行馬が勝つ傾向にありますが、力のある切れる脚のある馬は、10番手あたりからでも差し切ってくるようです。

直線のみの追い込みタイプは、ここでは難しく、京都コース特有の3角からスパートして長く良い脚を使える馬が勝っています。

今回のメンバーでは、必ずしも逃げたいと考えている馬がいないことから、ペースは落ち着くか、遅い流れを予想します。

そうなると、2009年のような淀みない流れから、そのまま前が残ってしまう可能性も否定できないことから、前々で競馬をするノームコアや、クロコスミア、カンタービレ、プリメラアスールあたりは警戒したほうが良さそうです。

 馬番別成績

ズバリ、内枠が有利!とも言い切れませんが、データ上ではエリザベス女王杯だけでなく、全京都芝2200mで内枠の勝率が高いからです。

ただし、人気のない内枠はどうなのかというと、そこまでの勝率はなく、いわば人気馬が内枠にいた場合は、素直に買いであるということです。

今年の出走メンバーでは、レドジェノヴァとギリギリでモズカッチャンあたりでしょうか。

 前走馬体重

馬体の優劣や、馬体重の増減から見ても、特に傾向があるということもありません。

スポンサーリンク

前走から、馬体重が±10kg以上であっても、2015年のマリアライト(-10kg)、2016年のクイーンズリング(+10kg)のように、馬体重が大きく変化していても勝っているため、それほど気にすることはないと思います

 騎手成績

何と言っても、今年絶好調のルメール騎手に注目せざるを得ません。

この勝ち馬予想では、散々『1番人気のルメールはコケる』と言ってきましたが、この方程式はもう必要なさそうに思えますw

過去10年での外国人騎手の成績は良く、

関東所属 3勝
関西所属 2勝
外国人  5勝(デムルメはここに分類)

となっており、関東所属ジョッキーの頑張りにも注視したいところです。

 馬齢成績

牝馬頂上決戦ということもあり、3歳勢が4歳以上とG1舞台で対戦するレースでもあります。

秋華賞組みが勝ったのは、過去10年で3回あることから、カンタービレには注目すべきでしょう。

また、秋華賞を回避したノームコアも3歳勢としては怖い存在です。

過去10年の馬齢成績は以下の通り、

3歳   …【4-4-3-**】
4歳   …【4-3-6-**】
5歳   …【2-2-1-**】
6歳以上。…【0-1-0-**】

傾向としては、馬齢を重ねていくにつれて、成績が落ちてきています。

6歳以上であるハッピーユニバンス、プリメラアスール、ヴァフラーム、スマートレイアーには苦しいデータです。

 種牡馬成績

京都芝といえば、ディープインパクト産駒…と言いたいところですが、エリザベス女王杯に関して言えば、ディープ産駒が勝ったのは2回のみ。

馬券圏内には顔を見せるも、勝ち切れるところまでは壁が高そうに見えます。

今回のメンバーでディープインパクト産駒は、カンタービレとスマートレイアーのみです。

 まとめ

  • 人気通りには行かず荒れる傾向
  • ステップレースの特定は難しい
  • 過去のレースにおいて重賞初制覇がエリザベス女王杯という馬が結構いる
  • 先行または差し馬が有利
  • コースデータからは内枠が有利
  • 馬体重の増減±10kg以上の馬でも消し材料にはならない
  • 外国人騎手の勝ち鞍が多い
  • 3歳馬4歳馬が中心
  • 京都コースはディープ産駒が強いがレースデータ的にはいまいち

考えた末の結論としては、

《結論》
◎モズカッチャン
〇カンタービレ
▲フロンテアクイーン
△レッドジェノヴァ
△クロコスミア

本命は、モズカッチャン
昨年のエリザベス女王杯勝ち馬。
連覇がかかる一戦ですが、前走の札幌記念では3着と届かなかったものの、後の天皇賞2着馬サングレーザーと着差のないレースを見せてくれました。

レース間隔は少し空きますが、持ち前の切れる脚があり、昨年のようなスローな流れでも対応できると考えます。

最近メインレースで顔を見せていないM.デムーロですが、ここは一矢報いてくれると思います。

対抗にはカンタービレ
3歳馬のどちらかは押さえておきたいと思い、ノームコアよりはカンタービレを推します。

前走の秋華賞では、アーモンドアイに完敗しましたが、前が残る展開ながらも、アーモンドアイと同じ位置にいての3着は評価できます。

ノームコアは京都コースの経験がないことに加えて、東京コースにおいても、一瞬の切れ味はあっても、長く良い脚がないことから、ここでは切り捨て対象としました。

3番手評価にはフロンテアクイーン
個人的には面白いと思える馬です。

前走の府中牝馬Sでは、勝ったディアドラとの着差はコンマ1秒差。
本来ディアドラがこのレースに出走していれば、本命になり得る存在であり、そのディアドラにコンマ1秒差であれば、この馬を推さないわけにはいきません。

府中牝馬S 2着のリスグラシューは本質的にマイル型であることからも、こちらの方が先着する可能性が高いと見ています。

4番手評価はレッドジェノヴァ
前走の京都大賞典では、サトノダイヤモンドの2着でしたが、勝ち馬の次に早い上がりを見せており、牡馬相手の競馬でも、堂々と渡り合えることからも、この馬を評価します。

実績的には重賞初挑戦が前走の京都大賞典ですが、中距離成績が良績であるため、牝馬同士であれば、勝ち負けの勝負となりそうです。

最後は、クロコスミア
忘れてはいけない1頭で、昨年のエリザベス女王杯2着馬。

切れる脚はないながらも、粘り強く残れるタイプです。
昨年のようなスローな流れになれば、ある程度先行して離す競馬ができれば、2着か3着はあると見ています。

1番人気がなかなか勝てないレースではありますが、その他のデータからはモズカッチャン優勢ですので、自信の本命で行きたいと思います。

また、カンタービレ5番人気、フロンテアクイーン7番人気と思っていたよりも人気がないので、狙い目ではないでしょうか。