【NHKマイルカップ G1】
先週の天皇賞春の結果は、〇◎で馬連を見事に的中させました。
(2番人気と1番人気の組み合わせでしたがw)
勝ったレインボーライン強かったです…が、その後の故障が心配です。無事にターフに戻ってきて欲しいですね。
さて今週のNHKマイルカップですが、牝馬4頭含むフルゲート18頭で競われます。
昨年は牝馬2頭のワンツー決着(昨年的中17,000円はおいしかったw)でしたが、今年はどう捉えるべきか、今年の牡馬牝馬のレベルを踏まえて考えていきたいと思います。
6日10:00時点での人気を見てみると、1番人気は、タワーオブロンドン。2番人気がギベオン、3番人気はテトラドラクマ、以下パクスアメリカーナまでが一桁オッズとなっております。
※出典:©netkeiba.com
1番人気タワーオブロンドンが頭一つ抜けている印象です。ちょっと気になるのは、ルメールの馬が1番人気という点…。
ルメールが1番人気のときの信頼度をデータで調べたときがありましたが、決して来ないと言ってるのではなく、あくまで人気を裏切るケースが多いということです。
※人気に対する信頼度の記事は下記参照
【すだぴんの勝ち馬予想】牡馬クラシック戦線開幕!ダノンプレミアム回避で荒れる!?それとも!? 2018年 皐月賞
今までと見方を少し変えてトップジョッキーの信頼度から予想してみようと思います。
今回のケースにこれがあてはまるかは難しい判断ですが、単純に馬の能力比較でだけならタワーオブロンドンは、このメンバーでなら、抜けた存在であることは間違いないでしょう。
過去の勝ち馬の人気は?
昨年は、2番人気アエロリットが勝利しました。イメージとしては、荒れるイメージのあるNHKマイルカップなのですが、意外にも堅い決着というのも少なくありません。
人気上位馬(3番人気以内)がワンツーしたケースは、過去10年で4回もありました。
1着または2着に3番人気以内の馬が絡んだレースは、8回もあります。決して荒れやすいとは言い難いのですが、二桁人気馬が2着に食い込むケースが多いため、高配当が見込まれるイメージがついているものと思います。
コース
NHKマイルカップのコースは、東京 1600mのAコース使用です。
スタートしてから3コーナーまでは、長い直線になっているため、内外の有利不利はほとんどなく、紛れが少ないコースといえます。
3コーナーから4コーナーにかけて、若干の上り勾配になっており、直線の残り480m地点~残り260m地点にかけて、坂が設けられております。
この坂は、“だんだら坂”と表現されることがあり、中山や阪神に比べ、勾配自体はなだらかでも、高低差は2mもあります。
コーナーはゆるやかになっているため、コーナーでゴチャつくなどのアクシデントが起きにくく、馬の能力にストレートに反映するコースといえます。
脚質
イメージとしては、外からの差し追い込みが多いと思われますが、東京1600mでは、割と4コーナーで前に位置していた馬が残ります。
また、4コーナーで後ろにいた馬は、1着よりも2着に突っ込むケースが多く、直線のみで勝負する馬は、1着よりは2着狙いに考えた方が良さそうです。
前走成績
大きくわけて、前走距離が1600mを境に、距離を短縮してくる馬には注意が必要でしょう。
前走が1600mあるいは、1600mより長い距離を使ってきた馬の連対率は、実に5割を超えてきます。
一方、前走が1400m以下の場合は、連対率が一気に10%を割ってきます。勝率に限れば、勝ち馬が出ておりません。
このデータからは、ファルコンS組みが相当苦しい状況であるといえます。
馬番別成績
コースデータからも見てとれますが、スタートしてから直線が長いため、内外の有利不利はほとんどありません。
しかし過去のデータからは、馬番1~6は複勝率が高く、7~12は勝率、13~18は連対率が高い結果になっております。
直線で真ん中を割って抜け出し1着、大外から追い込んで2着、内で逃げ粘り3着といったケースが多いようです。
牡馬牝馬別成績
過去10年では、牝馬の連対は3回あり、いずれも近年の3年で起きています。
この3年は、いずれも牡馬よりも牝馬のレベルの方が高いと囁かれており、過去の出走馬では、2015年のアルビアーノがデビュー3連勝から本番で2着。2016年は、2歳女王の座にいたメジャーエンブレムが勝利。2017年は、桜花賞こそ5着でしたが、堅実な走りで本番は突き抜けての勝利。この年の2着リエノテソーロは、全日本2歳優駿(ダート)の勝ち馬ですが、芝でも実績のあった馬です
今年の牝馬戦線は、アーモンドアイとラッキーライラックが抜けた存在がおりますが、牡馬牝馬のレベルは、個人的には同じくらいに捉えています。
種牡馬成績
東京1600mといえば、ディープインパクト産駒やクロフネ産駒が好成績です。ただし、新種牡馬のロードカナロア産駒には注視すべきかと思います。
今回のレース、ディープ、クロフネ、カナロア産駒は、
カツジ、プリモシーン、ダノンスマッシュ、ギベオン、パクスアメリカーナ、ケイアイノーテック、アンコールプリュがおります。
まとめ
- 1~3番人気の連対率は高く二桁人気馬の好走例も多い
- 4コーナー通過順で6番手以内は勝率が高く後方馬は2着狙い
- 前走の距離は1600m以上
- 内外の差はあまりない
- ここ3年は牝馬が連に絡んでいる
- ディープ、クロフネ、カナロア産駒に注目
上記条件からほぼ該当する馬は、タワーオブロンドン、ギベオン、テトラドラクマ、パクスアメリカーナ、プリモシーン、カツジ、ケイアイノーテック、ダノンスマッシュ、アンコールプリュと結構手広い状況になってます。
悩んだ末の結論は、
《結論》
◎ギベオン
〇ケイアイノーテック
▲タワーオブロンドン
△プリモシーン
△カツジ
本命は、ギベオン。
前走毎日杯でのレースを評価します。
結果的には前が残り、ブラストワンピースに軍配が上がりましたが、息が入るところがあまりなく、直線でもあわやのシーンでしたし、広い東京コース向きな感じがしました。
正直、軸にするには少し頼りない感じなのですが、2番人気でのデムーロは信頼が高く、今回1800mからの距離短縮も好材料です。
これまで3戦してきましたが、いずれも着差が僅差なのが気がかりではありますが、能力はメンバー内でも引けは取らないと思います。
対抗にはケイアイノーテック。
あれ?8番人気なの?という感想。
朝日杯FSでは、タワーオブロンドンと着差のない4着ですし、このメンバーでは力上位と考えています。
前走のNZTではカツジに負けはしたものの、枠順も外枠ということもあり、今回は逆転するのではないかと考えています。
前走は、前々走に比べマイナス12kg。本番の馬体重では、これ以上減っていないことを願います。
3番手評価にはタワーオブロンドン。
メンバーの中では、やはり少し抜けた存在とは思います。
前走のアーリントンカップでは、距離不安説も囁かれてましたが、払拭するかのような良い脚で優勝しました。
距離も1800mまでならこなしそうですし、実績ある東京コースなら問題ないでしょう。問題があるとすれば、1番人気のルメール。これはまぁ個人的判断ですが、どうも大一番のルメールは、1番人気外しているイメージが強く、どうしても本命にできません。それ以外は文句ないのですけどねw
4番手評価はプリモシーン。
桜花賞でも注目していた馬。
個人的には秋華賞あたりで花咲かせそうな予想なのですが、ここでも素質の片鱗を見せてくれるのではないかと思っております。
現在3番人気のテトラドラクマにも勝っており、東京コースも実績があります。
まだ成長途上ではありますが、フェアリーSでは戸崎圭太が将来が楽しみな馬の1頭に挙げるほど、素質はあると見込んでおります。
最後は、カツジ。
前走のNZTではケイアイノーテックを差し切り勝利。
きさらぎ賞では、馬体重が大幅に増えての惨敗と、敗因がわかっており、本番では±4kgあたりで出走できれば、面白いと思います。
最内枠というところは少し微妙ですが、直線で外にどう出すかがポイントになりそうです。少し仕掛け遅れて、2着までの予想。
今回は、軸馬を探すには難しいレースです。
無難に馬連BOXで勝負したいと思います。5頭以外で面白そうなのは、デルタバローズとカシアス。
2頭とも16番人気と18番人気で全く人気になってませんが、今年は大きな仕事をしてくれると信じている石橋脩騎手には注目しています。
またカシアスは、桜花賞馬アーモンドアイとコンマ3秒差の3着や、タワーオブロンドンとコンマ3秒差のレースもあり、18番人気とはいえ、そう差はないと考えております。
今年のNHKマイルカップは、堅い決着か、大荒れの決着か、今からレース見るのが楽しみです。