【すだぴんの勝ち馬予想】今後の牝馬クラシック戦線を占うステータスとなるか?!阪神ジュベナイルF2017





【阪神ジュベナイルFG1】

今年も牝馬の若駒によるG1レース、阪神ジュベナイルフィリーズがやって参りました。来週には朝日フューチュリティステークス(こちらは牡馬の若駒のレース)が行われます。
にしても、まだ経験の浅い馬ばかりで、予想は困難を極めます。ただしG1レースでありながらも、将来的には重賞戦線で活躍する馬と、今後未勝利で終わる馬も共に出走するレースですから、見極めさえできれば、割と予想は簡単?な気もしなくはないです。

ポイントは、いかに素質のある馬でも、競馬経験が浅く、やんちゃな部分(いわゆる親の言うことを聞かない子供)が出てしまうと、今後未勝利の道を歩む馬にさえ、負けてしまうことがあるということです。
この辺りを押さえながら、予想へ行きたいと思います。

しかしまぁ何と言っても、まだデビューして間もない馬ばかりですから、注目していなかった馬や、初めて聞く馬さえいるわけで(笑)レース動画で復習しつつ、調教と状態を確認しなければなりません。

さて、9日12:00現在の人気を見てみると、1番人気は、ロックディスタウン。2番人気がラッキーライラック、3番人気はリリーノーブル、以下ソシアルクラブ、マウレアと続いてます。現段階では、突出した人気馬がいるわけではありませんが、ここでは素質差がオッズに直結している見方ができそうです。


※出典:©netkeiba.com

注目は、新種牡馬オルフェーブル産駒 2頭がどんなレースを見せるかと、あのブエナビスタの仔は母親同様に、王道を駆けていけるのかという点ではないでしょうか。

 過去の勝ち馬の人気は?

過去のレースからも、割と人気薄が激走するパターンが多いのが特徴です。過去10年で、人気上位で決まったレースは、わずか 2レースしかなく、人気馬+人気薄で決まるレースばかりです。
ここでは、一桁人気馬を中心に、10番人気くらいまでの人気馬を考えておいたほうが良さそうです。

 コース

阪神芝1600m外は、バックストレッチの2コーナー寄りからスタートします。
非常にアップダウンがあるコースで、先行勢が楽して押し切れるほど甘くはありません。最後の直線も約474mと長いので、中団からの差しが決まりやすいコースといえます。

 脚質

どの脚質の馬でもチャンスがある感じです。上がり 3Fの速い馬が好成績なため、上位争いは、必然的に瞬発力のある馬を中心に考えるべきでしょう。
前残りの展開であろうとも、直線の坂で止まるケースも多く、馬券の組み合わせ的には、先行+差しか、差し+差し(追い込み)で考えてみるべきと思います。

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 レースキャリア

近年の勝ち馬は、すべてキャリア 3戦以内が特徴。キャリア 5戦以上で好走した馬がほとんど見当たらないところも押さえておきたいです。いわゆる優等生馬は、使うレースを絞ってくるし、努力家馬は、レースの回数を重ね、経験で勝負してくるイメージです。
だいたいキャリア 1~3戦の馬から、人気薄のキャリア 4~5戦している馬の組み合わせが、馬券的にも狙い目となると思います。

 騎手成績と血統

騎手は、乗り替わりよりも継続騎手が優勢です。しかも、5番人気以内の継続騎乗の場合の単勝回収率は最も良いという点。
また、外国人騎手の乗り替わり成績が良くない点も注視すべき内容です。
血統的には、やはりディープインパクト産駒。ただし、新種牡馬のオルフェーブルがここにどう割ってくるのか、オルフェーブル産駒は、割と早い段階で仕上がっていそうですし、ここでも十分に通用するレベルではないでしょうか。

 まとめ

  • 人気上位を中心に、10番人気までをヒモで考える
  • 瞬発力があり、上がり 3Fが優秀な馬が上位にくる
  • デビュー 5戦以上は好走例が少ない
  • 乗り替わりは減点材料
  • ここでもディープ産駒には注意が必要

近年の阪神ジュベナイルFは基本的に「人気サイドが強い」レースですが、ヒモ荒れが十分に考えられるレースでもあります。

《結論》

ロックディスタウン
ソシアルクラブ
ラッキーライラック
マウレア
コーディエライト

本命は、ロックディスタウン
札幌2歳Sから休み明けは気になりますが、総合能力はメンバー1と見ています。各条件にも当てはまりますし、オルフェーブル産駒初のG1勝利をもたらすのはこの馬ではないかという気がします。
近親にゼンノロブロイ、姉にキャットコインがいます。パワー+瞬発力のありそうな血統背景も魅力です。競馬はどの位置からでもできそうな自在性のある馬。ここではすんなり勝利し、翌年の桜花賞でも本命にしたい一頭です。

対抗にはソシアルクラブ
3番手評価にしようと思いましたが、POG指名馬とあって、無理して 2番手評価に上げてしまいました(笑)
母はブエナビスタ、近親にジョワドヴィーブルがおり、早い段階から活躍できそうなイメージです。レース経験が少ない 1戦1勝馬ながらも、近親のジョワドヴィーブルも 1戦1勝馬でありながら、このレースを制しています。素質と能力で押し切る可能性も十分にあります。
また、乗り替わりとなりますが、福永騎手が乗る点も心強いところです。

3番手評価にはラッキーライラック
前走のアルテミスSの勝ち方は、着差以上に強い内容でした。ロックディスタウン同様に、勢いのあるオルフェーブル産駒です。順当に行けば、ロックディスタウンとの勝ち負け勝負と言ったところになるかと思います。

4番手評価は、マウレア
5頭出走しているディープインパクト産駒からなら、この馬ではないでしょうか。初の関西輸送がどう出るかと、デビューからここまでのローテーションがちょっと厳しいところがポイントになりそうです。まぁアパパネも赤松賞から参戦して 1着してますし(しかもマウレアよりも1戦多い)、状態も良いと判断するとし、当日の馬体重に注目しましょう。

最後は、コーディエライト
アマルフィコーストや、ベルーガが参戦していれば随分とオッズに影響してきそうでしたが、残念ながら出走してきませんでした。最近は、なかなかファンタジーS組みからの好走例がないことから、人気も落ち気味になっています。
切れる脚というよりも、ズブく残るタイプです。軸には到底しがたいのですが、ここのところの和田竜二が本当に怖い存在です。2着か3着はあり得ます。

先週のチャンピオンズカップもことごとく玉砕してしまいました。ゴールドドリーム圧巻のパフォーマンスでしたね。正直前残りの展開で、あの脚を見せつけられるとは、脱帽でした。
それにしても、中京得意のサウンドトゥルーはどこへ消えたのやら(笑)