【チャンピオンズカップG1】
チャンピオンズカップの歴史は、今から17年前の2000年に、前身となる日本初のダート国際招待競走「ジャパンカップダート」が東京競馬場のダート2100mで創設されたことに始まります。
その後は、東京競馬場から阪神競馬場(ダート1800m)に変更しましたが、2014年に今の中京競馬場のダート1800mになり、名称も「チャンピオンズカップ」に変更し、現在に至ります。
創設から17年になりますが、年々外国からの参戦が少なくなり、2015年のガンピットが最後で、昨年と今年は参戦ゼロですね。
過去外国馬が勝ったのは、2003年のフリートストリートダンサーの 1度しかありません。
国際競走でありながら参戦ゼロは、何とも悲しいことではありますね。
さて、2日16:00現在の人気を見てみると、1番人気は、テイエムジンソク。2番人気がケイティブレイブ、3番人気はサウンドトゥルー、以下ノンコノユメ、カフジテイク、アウォーディーと続いてます。現段階では、一桁オッズが 5頭おりますが、それ以上に単勝万馬券がいないという、かなり混戦ムードになっているのがわかります。
※出典:©netkeiba.com
中京競馬場での開催となってからのデータとしては、3回分しかないので、データとしてはチャンピオンズカップというよりは、中京ダート1800mのデータを参考に、予想していきたいと思います。
過去の勝ち馬の人気は?
中京ダート1800mでの人気別成績を見ると、1番人気は32%の勝率があり、連対率においても50%以上あることから、1番人気を軸にするほうが無難な気はします。
ただし、4番人気~12番人気までなら、激走の可能性を秘めているので、安易に人気馬を信頼しすぎないほうが良さそうです。
コース
中京ダート1800mは、正面スタンド前からの発走です。
最後の直線は、約411mと東京競馬場に次ぐ長さがあり、しかも急坂があるため、切れる脚だけでなく、スタミナとパワーが必要なコースです。
枠順的には、内枠が有利であり、外へ行くにつれ、連対率が下がるイメージです。
脚質
他のコースに比べ、差しや追い込みが決まるイメージですが、データ的には先行馬が優勢です。最終コーナー通過順位が、5番手以内の勝率は、なんと75%もあります。
馬券圏内の馬は、上がりが速い馬が上位を占めており、前が激しい先行争いをすると、末脚の切れ味を持つ馬が一気に駆け抜ける可能性もあるでしょう。
年齢別
それほど年齢別で大きな差はありませんが、経験を積んで成長しきった 5歳馬が好成績で、頭一つ出ている印象です。3歳馬は、一昨年ノンコノユメが 2着になりましたが、全体的には厳しい状況です。
騎手成績と血統
先週もですが、どうも外国人騎手の騎乗技術は凄いですね。今回も連には絡んできそうです。
関東や関西所属の成績には、ほぼ差はなく、少し気になるのは、トップジョッキーでなくとも勝っている点は軽視できないでしょう。
種牡馬別では、特筆すべきことはありませんが、ダートに強い種牡馬がやや有利な傾向です。
まとめ
- 軸は 1番人気の馬にしながらも、ヒモに人気薄を絡めておきたいところ
- 外枠は内枠に比べ、不利な傾向
- 先行馬優勢のコースだが、上がりの速い馬はどのポジションでも押さえておく
- 馬齢的に大差はないが、3歳馬は分が悪い
- 騎手による優劣はあまりないが、相変わらず外国人騎手には注意が必要
特に内枠の先行馬は、押さえておいて良いデータです。
《結論》
◎テイエムジンソク
○カフジテイク
▲サウンドトゥルー
△ケイティブレイブ
△グレンツェント
本命は、テイエムジンソク。
前走のみやこSは、4コーナーを先頭で回り、それでいて2位の上がりをマークしました。内枠を引き当てていれば、軸候補でしたが、ちょっとそこまでは信頼できないところもあります。現在成長著しく、重賞 1勝馬ながらも 1番人気に推されるあたりは、力は通用すると見ている人が多いのでしょう。
展開的には、先行集団に取り付き、4角で抜け出し、後続を引き離す正攻法な競馬をイメージしています。まぁ前走のみやこSが強かった。
対抗にはカフジテイク。
テイエムジンソクと本命どちらにするか迷ったくらい、本命に近い対抗馬です。テイエムジンソクとは違い、後方待機から直線勝負するタイプです。
昨年は、4角最後方から、直線一気に弾け 4着。中京競馬場とも相性良さそうですし、前がやりあう展開なら、勝ち負けになると思います。
3番手評価にはサウンドトゥルー。
昨年のチャンピオンズカップ優勝馬です。ローテーションは昨年と同じですが、JBCクラシックを快勝して乗りに乗ってます。コース適性の高さはトップクラスで、ダート1800m戦もまさにベスト条件です。
昨年優勝したときのように、末脚のキレ味はここでも上位で、7歳と高齢であってもマイナス材料にはなりません。テイエムジンソク同様に、枠が外寄りなのがマイナス点です。
4番手評価は、ケイティブレイブ。
逃げるイメージですが、どの位置からでも競馬ができますし、何より内枠は好条件です。同じ内枠のコパノリッキーも気になるところですが、こちらは昨年、一昨年、さらにはその前の年も人気を裏切る結果に終わっています。とはいうものの、内枠にいるのは怖い存在ではありますが、同じ内枠ならケイティブレイブを推します。
最後は、グレンツェント。
近走の調子は良くありませんが、休み明け叩かれてガラリと変わる馬です。中京コースも相性良さそうですし、今年の東海Sのような競馬ができれば、楽しみな一頭です。
もう一頭挙げるなら、ノンコノユメですね。久々だった前走は、出遅れながらも直線弾けていましたし、一昨年のチャンピオンズカップでは、2着した馬です。枠も良いところ引いてますし、パドック次第ではこちらに切り替える可能性あります。
あとは前走コリアC(G1)を制したロンドンタウン。こういった馬が快走するケースも珍しくはないんですけどね(笑)
さぁ、そろそろ当てたいところですね。ジャパンカップは、シュヴァルグランを買ってなくて撃沈しましたから…。それにしても外国人騎手の手腕にはただただ凄いの一言です。