東京国立博物館
吉原を散策したその日の昼に、東京国立博物館へ行ってきました。
場所はJR上野駅公園口あるいは鶯谷駅南口から徒歩10分のところ。料金は一般620円、大学生410円、高校生以下または満18歳未満、満70歳以上の方は無料です(入館の際に身分証が必要です)。開館時間は9:30~17:00(入館は16:30まで)で、休館日は毎週月曜日。ただし月曜日が祝日または休日の場合は、開館し、翌日の火曜日に休館します。また年末年始とお盆、ゴールデンウイーク期間は原則として無休です。詳しいことはホームページで確認してください。
江戸時代の着物や櫛、かんざしなどの展示もされてました。
浮世絵も数多く保管されており、当時の技術の高さも鑑みることができます。
鳥居清長は、天明期(1781年~1789年)を代表する浮世絵師で、スラリとした身長の美人画に特徴がある。大判錦絵を横に2枚、3枚つないだ大画面に、野外風俗を描いた健康的な美人風俗図を多く残した。役者絵では出語り図などを描き写実的要素を強めている。
有名な掛け軸も見ることができます。
歌川広重は、歌川豊広の弟子。役者画や美人画も描いたが、人々の生活を詩情豊かに取り込んだ名所風景画で知られている。また、花鳥画にも優品が多い。作風は四条派の叙情表現の影響を受けている。作品は海を渡り、西洋の画家にも影響を及ぼした。
風俗図巻(菱川師宣)
菱川師宣は、安房国保田(現在の千葉県鋸南町)の縫箔師の家に生まれた。俗称は吉兵衛、師宣はその画号で、晩年は薙髪して友竹と号した。版本挿絵から一枚摺りの版画を独立させ、浮世絵の祖とも称される。「吉原の躰」はその代表作。肉筆画も数多く描いた。
現代のようにパソコンで描画できたりする時代ではなく、当時の人々の絵を描くことへの技術力の高さには本当に頭が下がりますね。