【マイルチャンピオンシップG1】
いよいよ明日は、マイル王決定戦のマイルチャンピオンシップが京都競馬場で行われます。
先週のエリザベス女王杯は、最後の最後でクロコスミアを切ってしまい、撃沈しました…。
気を取り直して、明日のレースに挑みましょう!
18日12:00時点での1番人気は、イスラボニータ。次いでレッドファルクス、エアスピネル、サングレーザーと続いてます。
※出典:©netkeiba.com
現在、単勝オッズ一桁代が5頭おり、先週のエリザベス女王杯同様に、混戦ムードが漂ってます。
そしてなんと、今年の春のマイル王サトノアラジンが、まさかの7番人気w個人的には魅力のある馬なのですが、この馬はどうも馬場状態で明暗はっきりしているので、レース当日の馬場状態次第では、予想が大きく変わることになるでしょう。
さて、今回の注目ポイントは、エアスピネルに武豊ではなく、ライアン・ムーアが騎乗するところにあるのではないでしょうか?
ライアン・ムーアといえば、一昨年のモーリスでこのレースを制してますし、昨年は7番人気のネオリアリズムを3着にした名手であります。この実績から、今年も目が離せません。
一方の武豊は?というと、怪我の影響で先週騎乗を取りやめ、更にスキャンダルネタまで出てしまいました。明日のレースは、ジョーストリクトリに騎乗します。現在14番人気。春にニュージーランドT(G2)を勝っていますが、力不足が否めないため、今回は見送り対象です。
エアスピネルがもし優勝したら…、武豊の心境はどうなのでしょう…。
過去の勝ち馬の人気は?
まずは、過去のマイルチャンピオンシップの勝ち馬からですが、基本的に人気上位の馬が強いレースと言えます。特に人気馬が内枠(6番以内)に入ったときの勝率が高いので、ここでは連勝中のサングレーザーが有力なようです。
また、人気上位が強いながらも、ここ7年連続で1番人気が敗退しているところも注目です。現在の人気はイスラボニータですが、人気が拮抗してますし、入れ替わる可能性が十分にあります。
コース
マイルチャンピオンシップのコースは、京都1600m(外回りCコース使用)。コース要素からは、内枠有利のコースといえます。先行勢が優勢で、何気に逃げ切りも多いコースです。スタートは2コーナー奥のポケット地点。最初のコーナーまでが直線になっていて、外回り+直線400mあるため、能力のある馬が力を発揮でき、非常に紛れの少ないコース形態です。
脚質
脚質を見ると、逃げ残りも十分にあり、逃げ+先行で決まる可能性も結構あります。差し追い込みタイプの成績は、馬券圏内にはあれど、最速の上がり馬でさえ、勝ち切るには少し厳しいものがあります。
特に外枠の追い込み馬は、かなり減点材料になると言わざるを得ません。差し馬は追い込み馬ほど減点にはならず、特にG1に限って言えば、差し組が結構馬券に絡んでいます。
年齢別
年齢別での成績については、圧倒的に4歳~5歳馬に軍配が上がってます。馬券圏内においても、4歳~5歳が圧倒的に着順上位を占めています。3歳馬に限れば、過去10年、2010年のゴールスキーが3着に入っただけで、馬券圏内でも相当厳しい結果となっています。
騎手成績と血統
騎手成績は、外国人騎手や関西騎手など特筆すべき点はほとんどありません。関西圏のレースでも、関東騎手の成績も悪くはありません。
血統的には、やはりディープインパクト産駒が実績ありです。
まとめ
レースの配当的に見れば、荒れ要素も少なくはありません。今でも忘れはしません。私が過去最高配当をゲットしたレースです(笑)
1995年のマイルチャンピオンシップ。トロットサンダー(4番人気)とメイショウテゾロ(16番人気)で決まったレース。馬連は104,390円でした。
マイルでの実績があったトロットサンダーを軸に、デビューから3連勝したにもかかわらず、その後6戦全く走らなかったメイショウテゾロを流し、今考えると、暴挙としか思えない買い方でした。
余談をしましたが、以上をまとめてみると、
- 軸は5番人気以内の馬
- 1番人気馬は7年連続勝っていない
- 外枠よりは内枠が望ましい
- 実績中心に考えるべし
- 3歳馬は切り捨て、対象は4歳~5歳
- 騎手による優劣はあまりない
- G1に限り、差し馬優勢も、コース的には先行が有利
- 血統的にはディープインパクト産駒中心
ここまでを踏まえて、全ての条件で当てはまる馬はおらず、特筆すべき注目の馬もいません。正直、かなり難解な一戦です。
18日時点での京都競馬場の芝コースは、重馬場であることを考えると、冒頭に挙げてたサトノアラジンは真っ先に脱落です(悲しい…)。
《結論》
◎イスラボニータ
〇エアスピネル
▲レッドファルクス
△アメリカズカップ
△マルターズアポジー
難しいながらも、軸はイスラボニータにしたいと思います。
実績十分に加え、昨年のこのレースで2着。ローテーション的にも同じステップできており、まず大崩れはないと判断します。
できれば当日、2番人気になることが望ましい(笑)。
対抗にはエアスピネル。
当日の馬場状態も、重または稍重を考えると、前走の富士Sの走りから、重馬場でも問題ありませんし、以前からマイル適正が高いと思っていたので、ここでも予想に挙げないわけにはいきません。
3番手評価にはレッドファルクス。
イスラボニータにも言えることですが、6歳馬ってところは割引ですし、レッドファルクスは、京都コースが初めてな部分も気になりますが、それ以上に近走の安定感と、必ず伸びてくる脚、マイル適正も、春の安田記念を見れば、対応可能と判断します。
そして今回私のイチオシの穴馬推しが、アメリカズカップ。
3歳馬ですが、今年のきさらぎ賞を制し、京都コース実績もあります。前走不良馬場のカシオペアSでは、0.6差をつける勝利。その前3走はいずれも二桁着順と、メイショウテゾロな雰囲気があり、推さずにはいられません。
もう1頭は、マルターズアポジー。
京都コースの実績はありませんが、メンバー見ると単騎の逃げが濃厚です。中距離路線を進んできましたが、マイル適正は関屋記念で実証済み。時計もかかりそうですし、ペース次第では、逃げ粘れると予想します。
今回は、いつも以上に自信のない予想です。明日の京都は、天気が悪そうです。22年前の再現を期待したいと思いますw