【ミッション:インポッシブル/フォールアウト|あらすじ】
盗まれたプルトニウムの回収作業をしていたIMFのエージェント「イーサン・ハント」と彼のチームは、突如現れた何者かの策略でプルトニウムを奪われてしまう。
イーサンとIMFチームは、プルトニウムを奪い返すための新たなミッションを受けることになる。
しかし、度重なるIMFの横暴なやり方に異議を発するCIAは、敏腕エージェント「オーガスト・ウォーカー」を監視役としてイーサンとともに同⾏させることを条件とした。
ミッションを遂行するため、様々な手段で情報を得ていくなかで、⼥スパイ「イルサ」と対⽴する。
同⾏していたウォーカーは、イルサと関わるイーサンへの疑惑を深め、2⼈対決することとなる。
プルトニウムが起爆してしまうタイムリミットまで、刻⼀刻と迫る絶体絶命の中、チームの仲間や愛する妻ジュリアが懸命にサポートしていく。
いくつものフォールアウト(影響)が重なる中で、イーサン・ハントは困難なミッションを遂行することができるのか!?
トムはどこまでもやる男!
前作の『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』に続いてクリストファー・マッカリーが監督を務める。
トム・クルーズや、サイモン・ペッグなど今作品でも馴染みのある面々が結集している。
相変わらず危険なスタントをトム自身がこなしているほか、56歳(2018年現在)にもなる身体で撮影に挑むあたりは、誰も真似のできることではない。
毎回達成不可能とも思える無謀なミッションを、イーサンが体を張り、巧妙な手を講じていくあたりも、見逃せない作品になっている。
目を離しているヒマはない!必ず前作の復習をしておこう!
【個人評価】
最初のミッション:インポッシブルがシリーズとして始まった1996年、それからもう22年も経ちました。
すでに御年56歳のトムが演じるイーサンは、優れたエージェントではあるものの、その演技を22年間やり続けていることがスゴい。
物語は、きっちりと起承転結がはっきりとしてはいるものの、いくつかのトラップがあり、意表つかれてしまうシーンも多々ありました。
まぁそれも毎度のことではありますが、毎回「こいつ味方だけど、そのうち裏切るんだろうな」とか、「どんぱちやってた相手が味方になるんだろうな」みたいなことを予想しながら見るのもありだと思います。
この映画割とアクション中心に見られがちなのですが、映像が非常に綺麗です。
先にネタバレしてしまいますが、クライマックスシーンでの壮大な崖の映像は、IMAXカメラでの撮影で、アスペクト比が広がり、アクションだけでなくまわりの絶景にも注目してもらいたいと思います。
いつもは割とクールで女性の扱いに長け、危険を顧みない男として描かれますが(まぁ今作もそうといえばそうですがw)、意外にもイーサンのパーソナルなドラマが描かれていたためか、じわっと感動してしまうシーンもありました。
ストーリーは前作の延長線上にあるため、これから見る方は、前作を見ておくことをお勧めします。
まず登場人物が、ほぼ前作のまま登場するという点、それにそれぞれの人物の立ち位置や関係性がよくわからない点です。
敵のシンジケートは前回との伏線があり、今回のプルトニウムに関するストーリーを加えるかたちとなっています。
話の展開が早く、前作のつながりがあるため、詳しく説明されている部分が非常に少ないです。
いきなり本作を見るとなると、物語の深い部分は理解できない可能性があります。
この作品は、アクションと駆け引きも魅力ですが、苦楽を共にしてきたイーサンとチームメンバーとの絡みも魅力のひとつです。
M:i:IIIから登場しているIT&ガジェットに精通していながら、どこか抜けているベンジーと主人公イーサンのコミカルな掛け合いが笑いのアクセントを付け加えています。
また今回も登場するヒロインのイルサや、宿敵であるソロモン・レーン、さらにはIMF長官のアランやCIA長官のエリカ・スローンと、お馴染みの顔ぶれが出演しています。
ここまでくれば、前作を見てから本作を見たほうが、100倍楽しめること間違いなしです。
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ということでオススメ度、衝撃度、集中力、ストーリー性、キャスティング、それぞれの個人評価の総合は、
★★★★★ (5段階評価)
このシリーズはトム・クルーズあっての映画。
年齢的にそろそろアクションシーンは厳しい部分があるだろうけど、やれるところまでやりきってほしいと思います。
次回作がどうなるかはわかりませんが、そろそろIMFから手を引くイーサンがあってもいいような気はします。