【皐月賞 G1】
昨年の皐月賞の私の本命は、ステルヴィオでした。
上がりはメンバー中最速でしたが、結果は4着と残念な結果になりました。
勝ったのはエポカドーロ(7番人気)で、2着はサンリヴァル(9番人気)、3着はジェネラーレウーノ(8番人気)。
3連単は37万馬券と高配当でした。
昨年に限らず、近年の皐月賞は荒れていますね。
今年はサートゥルナーリア中心ですが、こういった一頭だけ抜けた人気の場合は、得てして荒れる傾向にあると言われています。
天気もやや悪くなりそうな気配はありますが、当日どんなドラマが待っているのか、今から楽しみです。
さて、14日1:00時点での人気を見てみると、1番人気は、サートゥルナーリア。2番人気がダノンキングリー、3番人気はアドマイヤマーズと、単勝一桁オッズは3頭のみとなっています。
やはりサートゥルナーリアが抜けた存在になっており、余力を残して勝ったホープフルSの印象が、人気に拍車をかけているように感じます。
※出典:©netkeiba.com
サートゥルナーリアに死角はないのか!?そこまで信頼していいのか!?いろいろと考えてみたいと思います。
レース展開は?サートゥルナーリアは堅い?
まず展開を握りそうなのが、ランスオブプラーナ。
良い枠を引けたことで、すんなり先頭を主張できそうです。
ただし昨年のアイトーンのような高速ペースになることは予想しにくく、勝ったエポカドーロくらいのペースで進むのではないかと予想しています。
■参考:2018年皐月賞
ただし、馬場は午後からの雨予報もあり、昨年のように稍重になる可能性も捨てきれません。
展開を考えても、逃げ先行が有利に働きそうです。
サートゥルナーリアは、どの位置からでも競馬ができそうですし、かかる心配もなさそうです。
中山芝2000mは先行馬の勝率が高い
そして休み明けではありますが、調教の動きに重さはないし、なかなか軸を外すことを考えるのは、かなり難しいものがあるかと思います。
もしサートゥルナーリアが馬券圏外となるとすれば、それは日曜に予想以上の雨が降った場合、またはルメール騎手がやらかしてしまう場合wではないでしょうか。
やはり中山コース経験は有利?
過去10年の皐月賞1~3着馬の全30頭の前走は、
弥生賞…9頭
スプリングS…7頭
若葉S…4頭
共同通信杯…5頭
京成杯…2頭
毎日杯…1頭
それ以外…2頭
と、馬券圏内に入った馬は、弥生賞とスプリングS組みだけで5割。
中山コースに限定すると、6割となります。
勝ち馬だけにフォーカスすると、前走中山コースだった場合は、勝率5割となりますが、共同通信杯の場合は、実は4割あり、意外にも共同通信杯は相性の良いレースとなっています。
イチ推し推奨馬
《推奨馬》
サートゥルナーリア
前を見ながら、道中は先団で折り合いに専念し、4角で先頭になり、そのまま押し切るというイメージができてしまっていますw
まだ底を見せていないですし、ホープフルSでは使わなかったもう一段階上のギアがあるのだとか。
鞍上となるルメール騎手からは、
「皐月賞とダービーまではサートゥルナーリアで勝つ自信がある」
と発言していますし、全く不安要素がないとも話しています。
ここは素直にこの馬からで良いと思います。
抑えておきたいその他の馬
■ダノンキングリー
無敗かつ中山コースも経験済み、皐月賞と相性の良い共同通信杯勝ち馬。
ただし、今年の共同通信杯は超スローからの上がり勝負だっただけに、皐月賞での位置取りと展開に注文が必要になりそうです。
とはいえ、そのスローでも折り合えたことは評価できますし、アドマイヤマーズをねじ伏せたことも評価できます。
■アドマイヤマーズ
昨年の朝日杯FS勝ち馬。
鞍上のM.デムーロは、アドマイヤマーズとサートゥルナーリアの主戦騎手ですが、その2頭のことを、昨年こう語っていました。
「初めて乗った時からこの2頭は違った。どっちが強いか全然分からないよ。サートゥルナーリアは化け物かもしれないから」
距離に不安があると言われていますが、最内枠を活かす競馬と、並んでからのしぶとさが発揮されれば怖い存在です。
■ヴェロックス
前走、前々走とリステッド競走を2連勝している馬。
若駒Sでは豪快な差し切り勝ち、若葉Sではリズムよくスムーズな競馬ができていて、ここまでかなりの成長度を感じます。
若干の不安材料としたら、揉まれる競馬をまだしていないこと。
■ラストドラフト
京成杯の勝ち馬。
非常にスピードのある馬で、皐月賞と同じ舞台を勝っているのは強みのひとつ。
前走は馬場に泣かされたように、良馬場であれば一発の可能性は捨てきれないでしょう。
■アドマイヤジャスタ
ホープフルSではサートゥルナーリアの2着馬。
これまで5戦して連対率は100%で、安定した走りを見せています。
ホープフルSでは、サートゥルナーリアに子ども扱いされてしまったほど、力に開きはあるものの、ニシノデイジーやブレイキングドーンにはきっちり先着しています。
■ニシノデイジー
重賞2勝馬。
前走の弥生賞は、馬場と太目残りに泣かされた結果となってしまいました。
しかし一叩きされた今回は、前走から一変しており、まだまだ侮れない存在です。
■ランスオブプラーナ
毎日杯の勝ち馬。
前走の毎日杯は、鮮やかな逃げ切り勝ちでした。
自分のペースに持ち込めれば、かなり粘れる脚があるので、トリッキーな中山コース向きと考えています。